レシチンレシチン
レシチンレシチンは成人で1日に3,000〜6,000mg摂取するのが理想的です。しかし、実際の日本人の食品摂取量から換算すると、1日におよそ 1,000mg以下しか摂取されていないのが実状です。レシチンは、卵黄、大豆、穀類、ゴマ油、コーン油、小魚、レバー、ウナギなどに豊富に含まれていま す。
人体との相性で言えば、植物由来レシチンより動物由来レシチンの方がよいです。サプリメントのレシチンのほとんどは、大豆か卵黄を原料にして作られ ています。サプリメントは、プロテインに混ぜたりヨーグルトなどに振りかけたりして食べても良いでしょう。レシチンが不足すると、レシチンは細胞膜を形成 する物質ですから、いわば細胞が故障するようなものと言えます。イライラ、記憶力低下、体質悪化、脳の疲労、頭痛、不眠、老化現象、冠状動脈疾患、動脈硬 化、糖尿病、腸の異常、悪玉コレステロールの沈着など、実に様々な病気の引き金になります。レシチンを日頃から摂取して、健康な細胞を維持しましょう。
レシチンはリン脂質(phospholipids)と呼ばれる脂質の一種です。その語源は、ギリシャ語で卵黄を意味する?レシトース (Lekithos)?。元々はホスファチジルコリンの別名でしたが、現在ではリン脂質を含む脂質製品のことをレシチンと呼んでいます。 人の体の細胞は 約60兆個。皮膚、毛根、脳、内臓、すべからく細胞で構成されています。 レシチンはそれら細胞のすべての細胞膜を形成する主要な成分です(細胞膜の約50%)。この細胞膜は、血管を通ってくる血液中の栄養分と酸素を細胞内に取 り入れる機能を持っています。レシチンは、脳細胞や神経細胞、骨髄、肝臓、心臓などに多く含まれおり、特に脳には乾燥重量にして約30%も含まれていま す。体内で生成されるレシチンの量は加齢とともに減少していきます。 レシチンは脂質ですが、水に溶けやすい親水性のリン酸、油に溶けやすい親油性の脂質などで構成されており、混ざりにくい水分と油分を細かく分散すて混じり 合わせる作用を持っています (乳化作用)。 レシチンは、乳化作用によって、血液中のコレステロールを溶かして、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぎ、脂質代謝を活発にします。 このため、動脈硬化や高血圧の予防、肥満解消につながるとされています。また、レシチンは、腸からのビタミンAや肝臓からのビタミンB1の吸収を助け、血 液中に入り込んだ毒性物質(アルコールや化学物質など)を取り除く肝臓のダメージを修復したり、肝臓細胞を新しく入れ替えるのにも消費されています。 また、レシチンは、体の各機関から脳へと情報伝達する働きとも深く関わっており、神経伝達物質アセチルコリンの原料となることから、脳の栄養素(ブレイン フード)と呼ばれています。この点では、記憶力向上や認知症(痴呆症)予防にも効果があるとされています。
レシチン Q&A
A1.体脂肪を減らすダイエットには効果が期待できます。体脂肪の大半は中性脂肪ですが、レシチンにはこの中性脂肪を分解する働きがあります。レシチンを摂取することは、高脂質血症、脂肪肝、高血圧などの予防にもなります。
A2.レシチンには、皮膚や筋肉の新陳代謝を促進し、全身の血行をよくする働きがあります。レシチンによって、胃腸の働きが性化し、ぜんどう運動と消化液の分泌が盛んになれば、便秘解消にも役立ちます。
A3.レシチンは、シミや吹き出ものなどの原因となる老廃物を除去します。レシチンは体内の水分を包み込むため、みずみずしい素肌を保ちます。
A4.レシチンの主要成分であるホスファチジルコリンは、体内でアセチルコリンを生成します。このアセチルコリンは、自律神経や頭脳の働きを活性化 するので、運動能力を高めたり、集中力や記憶力を向上させたりするほか、脳の老化を遅延させたりするなどの効果が注目されています。
ビタミンEは体内に余分な脂肪が溜まるのを防いで老化を防止してくれます。レシチンには、このビタミンEの吸収率をアップさせる働きがあります。 一方、ビタミンEはレシチンの酸化を防ぐ働きをします。 つまり、レシチンとビタミンEを一緒に摂取すると、それぞれの働きが相乗効果で高まるのです。
レシチンとウコンを組み合わせると、レシチンの乳化作用によって、ウコンに含まれるクルクミンがそのままの形で肝臓内に吸収され、胆汁の分泌量が増 加し、体脂肪の排泄が促進されます。胆汁の分泌量が増えると、コレステロールが原料に使用されるため、結果的に太りにくい体質になります。
ガジュツには、アズレンやシネオールという清油成分が含まれています。この清油成分は、食物から取り込んだ油と結合し、体外へ排出されます。レシチ ンと一緒に摂取すると、その乳化作用によって、ガジュツの清油成分と食物の油とが結合されやすくなり、余分なコレステロールの排出が促進されます。
レシチンは、皮膚に吸収されやすいので、角質層と顆粒層の境目まで素早く浸透します。そしてセラミドが、角質層の上層をくまなくカバーします。つまり、うるおい成分が肌の角質層を上下から包み込んで、保湿効果を倍増してくれるのです。
レシチンには、イソフラボンと同様に細胞の新陳代謝を活発にする働きがあります。これらは単独で摂取するよりも、一緒に摂取すると相乗効果を期待できます。
ルテインは脂溶性のために吸収されにくいので、レシチンと一緒に摂取すると、ルテインの持つ視力改善をアップさせることができます。
※またレシチンはサプリメントにも相性があります。基本的には、複数のサプリメントを同時に摂取することに問題はありません。 相乗効果を狙える場合があります。 しかし、お互いの働きを弱めてしまう組み合わせや、医薬品との飲み合わせ、また、栄養素に許容上限摂取量が設定されているときには注意が必要です。 特に処方薬を服用している場合は医師・薬剤師に相談の上で利用しましょう。また、サプリメントの過剰摂取にも気を付けましょう。 サプリメントは、通常の食事ではどうしても不足してしまいがちな栄養素を補う補助食品に過ぎません。 なお、サプリメントを摂取しても効かない、効きにくいことがありますが、腸内環境が悪いために腸官からの吸収率が低い可能性があります。腸内環境を整えるとサプリメントの効果を上げることができるかもしれません。
レシチンが最も多く含まれているのは卵黄ですが、コレステロールを乳化できるのは植物由来のものだけと言われています。 卵やレバーは優れた栄養食品ですが、動物由来のレシチンであることから、コレステロール値の改善効果を期待するのであれば、大豆を使った料理などを食べる ようにするのがよいでしょう。なお、豆腐や味噌などの大豆加工食品よりも、納豆や煮物など大豆そのものを食べるほうがレシチンを効率よく摂取できます。そ れら大豆加工食品の場合、製造過程で脂質が除去されている場合があります。日常の食事において、大豆を使った料理を食べる習慣のない場合には、大豆レシチ ンのサプリメントで摂取するのも便利な方法です。
レシチンの主要成分はホスファチジルコリンという成分です。 ホスファチジルコリンは、脳神経細胞のシナプスに働きかけ、神経刺激伝達物質であるアセチルコリンを作り出します。 このアセチルコリンは、老人性認知症(痴呆症)の加齢に伴う脳の老化を遅らせたり、脳や神経の病気を妨げる効果があります。 このホスファチジルコリンは大豆レシチンよりも卵黄レシチンの方に多く含まれています。脳の栄養素としてレシチンを摂取する場合には、卵黄を生に近い状態 で1日2個程度食べるとよいでしょう。コレステロール値が高いのであれば、一部を納豆や煮豆などで補うようにします。なお、ホスファチジルコリンを70% 以上含んでいると、医薬品や化粧品となります。
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